ムーンライトノベルズ感想:1件(BL)『血と束縛と』

2019年10月16日水曜日

ムーンライトノベルズ感想

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ムーンライトノベルズ感想(すごいネタバレあり)

もくじ


  1. ★血と束縛と

今ハマってるものを熱いうちに書きます。BLです。
多少(?)品がない単語が出てくるので注意。ライブ感重視感想。

感想

(なろうの女性向け18禁サイトのムーンライトノベルズ)

総評 <とても面白い>

作者:北川とも 全172話以上〜連載中

【あらすじ引用】
美容外科医の佐伯和彦は、十歳年下の青年・千尋と享楽的な関係を楽しんでいたが、ある日、何者かに拉致されて辱めを受ける。その指示を出したのが、千尋の父親であり、長嶺組組長である賢吾だった。
このことをきっかけに、裏の世界へと引きずり込まれた和彦は、長嶺父子の〈オンナ〉として扱われながらも、さまざまな男たちと出会うことで淫奔な性質をあらわにし、次々と関係を持っていく――。


【好みのヤクザBLって本当にいいものですね】
 連載中だけど、分量たっぷりだから1週間ぐらい浸って読んだ。
すっかりどはまった。番外編もありがたくもぐもぐして、他作品にも手もつけるも、文体は同じだけどやっぱりこの作品じゃないからハマれず……また最初から読むのでありました。(あるある)
連載ペースから当分この先こないだろうし、寂しい…

 主人公が文句なしの色男で、医者としての腕もあり、中身も柔軟な男らしさがあり、かつ抱かれるとメスになってしまうビッチなのが素晴らしいと思う。総受け最高かよ。

話が進んでくると、トラウマの家族話と、ヤクザ一家に支配される話になるので、主人公が男前を保てる瞬間が少なく、怯えてるシーンが多くなり…メスではないけどどうみても世界の受け子みたいなムードが多くなってしまうな。
そういうのもいいんだけど、前半みたいな色男モード減って少し残念。特に元彼とか家族と会っている時は、高校生に戻ってしまったような錯覚も。主人公和彦が男前を保てるのって、やっぱり仕事をきちんとできている時が多いのかなあ。
やっぱり男は仕事なんだろうか。
腕がいい筈だけど、その事でヤクザに対峙して一切ドヤシーンしなかったのが素晴らしいと思う。舐められたら、やってしまいがちだと思うので。ずぶとそうで激しく落ち込みやすいのも可愛いんだけどね。

私は受けが女の子にモテるシーンが好きなので、この小説の中では唯一別の愛人の女の子にモテてるだけなの勿体ない。海に行った時、ナンパされたの中嶋だけだし…。近寄り難い色男なんですよねわかります。グラサンも似合うらしいので、想像出来るのがプリズンブレイクウェントワース・ミラーとかホワイトカラーマット・ボマーしかいないんだけど…(罪深ゲイ)二次元で想像するしかないか…

顔がそっくりな6才年上の兄貴が出てきて、顔の価値も少し下がってしまった気がする(笑)。まあ兄貴に関しては、草生える事が多いので後述。


【兄貴は草生える】
 兄貴は草生えるわホント。(主人公の兄貴ね)
最初はずっとDVしてたひどい兄貴なんだろーなあ、と思ったら、主人公と顔がそっくりで、しかもなんか主人公の元カレ里見さんとの関係に嫉妬してない?と思ったら、ホントに肉体関係してて顔が甘く溶けたりしてて…ただの嫉妬深いヒス女と化すとか
生やした草枯れるわホント。
男色を馬鹿にしてそーなタイプなのに、自分は受けなのがホント
草はえ散らかす。
(草も忙しい)

 この二人のカプマジでどうでもよー。里見さんと元サヤにはなりえないし、兄弟丼した時点で嫌悪感あるから、
二人は他所で乳くりあっていてほしい。マジで。

【脇カプには無関心モード】
 ホント、この作品私的に脇カプが結構どうでもいいんだよなあ。元々、複数カプには全く萌えないから仕方ないんだけれど。(気持ちが主人公視点からきりかえられないので)

怪しい男として出てきた秦さんはさー、まあ中嶋のメス化を促し、さらにカプになった訳で…
まあ男としては先生にローターをいれた時点がピークだったけど(ひでえ)、この二人は主人公が中を繋いだし(意味深中嶋とは深い仲だからまあいいんです。
中嶋がさらにメスとして逆ハーを築いていくとか三角関係の話とか、先生に関係ないからどうでもいいんだよね…。本編で急にこの話が来た時、困惑したよ。番外編でサイドストーリーがわかって、別腹でこれはこれで中嶋主人公の話なら萌える、と思ったけど。まあ中嶋には秦さん一筋でいて欲しかったけど(先生は例外)、彼がメス化するのは仕方ないのかもね。作品中トップのメス度だからなあ。
(オンナやってる先生に抱かせる時点でトップ受け)

 新キャラの引きこもり青年も、多分組長×引きこもり甥なんだろうなー。どうでもよー。南郷さんは先生に手を出してるけど、精神的に長嶺の旦那煮えたぎりホモっぽいしなー。
(抱きたいの?抱かれたいの?)
にいたっては、主人公の父親に煮えたぎってるし、関係もあったっぽいし、気持ち悪いなあ(笑)
なんか主人公の身内と寝た男って生理的にむりむりねー。

 主人公の父親も、60代前半で好青年に見えるって美魔女とかロリババア的なもぞもぞとする気持ち悪さがあるんですけど……もーその年まで来たらロマンスグレイの方が色気があるし、皺が美しいと思える方が断然いい。なんか爺×父親を想像すると、見かけはメンズラブ?なんだろうけど、老齢のBLってシーンとして見たい物ではないなあと切ない気分になった。

 という訳で脇カプきついです。。。南郷さんにはがっかりだよ!


【番外編も本編】
 番外編と拍手と言う名の番外編も、大変読み応えがあって、これ本編にはいるべきじゃ、って主人公をはじめてオンナとして抱き始めるシーンとかもあったし、サイドとして本編に入ってもよさそうなの多かった。
でも脇カプはやっぱり別ページに分けてくれて、正解だった。気持ちを切り替えられる。
本編でいらないと思った、中嶋と加藤の馴れ初めは非常にBLで、中嶋が最初からノリノリでメス化しててエロかったです。何回もしてるし、中出ししてるしさー。これでストレス解消はないでしょ…。思った通り、南郷さんからのセクハラのストレスでしたね。中嶋主役のBLとか、あと高校生から始まる一代目のオンナの御堂さんのBLとかも読みたい気がしちゃうけど、本編が遅くなるだけだからやっぱいいや…(笑)

 あと本編だと時々非常に影が薄くなりがちの、千尋三田村が番外編だとたくさん読めておいしゅうございました。千尋は一目惚れからの一途キャラじゃないですか。年下ワンコ攻め好きなんだけど、敬語じゃないので少し関心が薄かった。すごく好きになったよ。
本編は旦那の絶対オーラと、ダークホース鷹津がでかいんだよなあ。
すき。
あと高校生とラブラブの里見さんも、とても微笑ましいし推せるけど、こんな素晴らしい長い季節を、教え込んだり独り占め出来たんだからもういいでしょ、とも思う。しかし味方兼恋人という唯一の人に、お別れを切り出されてよく素直に離れられたなあ和彦くん。やっぱり諦観が育っちゃってたんだろーか。その部分も別枠で連載して欲しいぐらい。
次の恋人のフリーターとのBLね。
でも本編が遅くなるからやっぱり我慢…

【2回に1回セクロス】
 この話、2回に1回セクロスが入るんですよ。
素晴らしいと思わないかい? なぜわらうんだい?
こういう複数の人と関係を持っていくエロメイン長編はなかなかできない。作者の体力と気力に敬意を評する。商業BL小説だって、お約束で三回ぐらいベッドシーンがあるだけで、ストーリー展開がメインに置かれるもんね。書こうとしてるものが、情愛や官能的な情念だから、必然としてあるんだけどずっと書き続けてるのはすごいよなあ。自然と変形バリエーションつけてマンネリ回避しそうなものだけど、そういう変形攻めな感じではないと思う。お相手が多いから、逆に回って来ない不満はあるぐらいで。まあ読んでるこっちにも体力は必要な量だよね。(笑)

 萌えたのは、旦那との営みや精神メンテみたいなエロ三田村さんとの二人っきりの世界エロ鷹津との恋人エロだろうか。あ、高校生とも良かったです。再会いつだろうね…。
はさー(会長にずっと辛辣ですまん)、目隠しで官能的なのはわかるんだけど、すぐお道具に頼るから中国の宦官かよとか思ってしまうんだよね。(笑)生贄っぽいから可哀想になってしまうよ。そんなに勃たないもんだろうか。なんか主人公父相手だと生身で何回もやりそうとか思っちゃって、余計やだ(笑)(想像嫌がり)


【続きが読みたすぎる人生だった】
 くっそう続きがよみたいです~~~
ヤクザもので、総受けで、男前受け長編なんてありそうでないんだよな……
いや、ここは作品を書いてくださってありがとうございますというとこかもしれないですね。

萌える作品どうもありがとうございました。

追記(12月):
エブリスタで最速更新されてるんですが、新しく加わった感想。
ネタバレ!!
1、南郷×和彦 二人とも矢印全然ない肉体関係が意外に萌え。
2、千尋に萎え要素が…。全然出てないのに可哀想な…。

ずっと修羅場ばっかりで…先生大変だなあ。



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ムーンライトノベルズ感想だけ、ノゾタタに隔離しようとしたけど、100記事くらい溜まってから考えます…
Amazonリンクが切れて、無から語ってるページ増殖中。随時、訂正したい所存。
色々エラー出てるので、ミラーサイト(健全記事のみ)作ったりするかも。

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