映画『ミザリー』 正当派実況向け映画

2019年12月24日火曜日

映画

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午後ローが本腰入れだす12月。最近やってた「紙の月」もふと見たらとても良かったけど、今週はミザリーとランボーにチェックいれましたで
↑とメモしてから、時間が経ったけどイブに投稿するよ!風邪引いたよ!

ミザリー



(1991) / 米 / 108分
監督
ロブ・ライナー
原作
スティーヴン・キング

出演者
ジェームズ・カーン
キャシー・ベイツ


あらすじ

雪山で事故に遭遇したベストセラー作家を助け出したNo.1ファン。身動きの取れない作家は彼女のロッジで看護を受けるが、次第に彼女の狂気が浮かび上がってくる。(yahoo!映画より)




【ミザリーにびっくり】

 超久々に見た(なのに20分ぐらい出遅れの悲しみ)けど、声優が当時と多分同じだったので、めちゃくちゃ嬉しかった。
多分20年以上ぶりに見たけど、シンプルな密室サスペンスなのでとっても実況向きだなって思いました。(ニコニコ実況ロム勢です)
実況は単純な合いの手や悲鳴、歓声、台詞の羅列などに一番向いているので。(台詞の羅列向き映画例:「コマンドー」)
いやー楽しい。正当派実況向け映画。
四半世紀経て、実況と共にミザリーを見ているとは思わなんだ。でもよく考えれば当時は姉とかとわーきゃー言いながら見てた訳で、無意識にそういうものを埋めようと実況愛用してるんだなと。(後付け)

ミザリー(アニー)の声が藤田弓子さんだったのね。
過活動膀胱CMでお馴染みの。
何十年も経て知るびっくり。
あのべたーっとした話し方や豹変が上手くてぴったりだった。キャシー・ベイツ本人の字幕を見てないもんで、
やっぱ私にはこれなんですわ。

強烈キャラであるアニーの名を忘れがちなので、アニー=ミザリーで通します。彼女の中で同一視化しているのでいいよねもう。


【ミザリーにドッキリ ポールに感心】

 コルネオーネファミリーのいかれるお兄ちゃんジェームズ・カーンも、丁寧な受けの主役だったけど、まずやっぱりこの話は、新人(笑)のキャシー・ベイツのミザリー。素朴なおばちゃんで、怖い看護婦で、怒れるファンであり……ミザリーの反応にいちいちドッキリする。
こんな新人いてたまるか。これでアカデミー主演女優賞とってるし。
田舎のバツイチのファンガールさがリアルだったなー。
まあミザリーはただのファンガールじゃなくて、サイコパスシリアルキラーだと判明していくんだけど。

 あの時間が止まったような田舎の家の感じとか、あの時代のフィルムの感じがすき。タイプライターいいよなあ。憧れ。

 基本的に二人の芝居な訳で、ミザリーに目を奪われ続けるけど、今回新しく思ったのはジェームズ・カーンの役が凄くいいなって。
役名がポール・シェルドンなので、どうしても当時馬鹿売れしたシドニィ・シェルダンを感じさせるし、ミザリーもそういうジェットコースター大衆小説なんだろうなって想像出来る。この話のモデルは原作者本人らしいが。
懐かしいわー

 そういう成功している作家だから、頭がいいんだよね。ミザリーが怖いと察すると、懐柔方向、紳士的対応で目的を遂げようとする所とか。怒鳴ったり、悲嘆したりという若さがない所が大人だなあと思った。
で、やっぱり死んだ主役が復活というと、有名所でホームズが思い浮かびますね。あの復活はすごく好きなんだけど。コナン・ドイルは不本意だったんだろうか。(でもあれだけは復活してくれてよかった…)
 空き家の冒険で再びホームズは蘇る。最&高。

 ミザリーが興奮して褒めたたえる最新作のあらすじが、子供の頃は気づかなかったけど、完全にクソ展開で。夢小説でありそうなやつ。
でも確かに売れそう。(笑)死んだヒロインが復活して、尊い血筋がわかって、どっちの男性を選ぶかで揺れる最終巻なんて。
売れる。(笑)これをポールはミザリーの好むだろう展開でしれっと書き上げた(自信作を燃やされたのに)のかと思うと、負けてないなあと思う。笑いながら一計ありそうな大人。でも怯えてる時は本当に怯えてる。

 あとポールがね、部屋から逃げようとする時足の造形とか顔とかとにかくめちゃくちゃ痛そうなの。もちろん足潰しのシーンは目をそらせずに見れない。特に父の悪い足を見ている私には、あのベッドから落ちた悪い足はリアルなショットだなあって思いました。


【ミザリーににっこり】
 小さい頃はラストの大格闘すごいなと思いつつ、血塗れの顔がとっても怖かったんだけど、今見たら怖いけどなんとも可笑しくて。
キャシー・ベイツって顔だけじゃなく全身で笑い取れるなーって、拍手したくなる死に様でした。
存在がコメディエンヌなんだなー。だからこそ恐怖と紙一重というか。
こんな大きな豚扱いされる主演女優の死に様ってないんじゃないかな?
存在におかしみがあるっていうか。たたずまいがもう。にっこりするタイプ。うん、ポールじゃないけどミザリーは忘れられないよね。


 男優で存在におかしみを感じる人って、私的にウィレム・デフォーがいるんですけど、彼があのマジな顔で変なゴブリンの衣装をきた「スパイダーマン」第一作目は、それだけでもう大勝利だと思ったんだけど、どうだろう。

サム・ライミ版スパイデイ一作目

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